平成最後の超大ヒット作! ブルーレイ&DVDリリースでさらなるブーム到来!
2018年11月9日の日本での劇場公開以来、話題に次ぐ話題で、作品を観た人のテンションが下がることはなく、ついに待望のブルーレイ&DVD発売となった「ボヘミアン・ラプソディ」。いま改めて振り返ると、作品自体のインパクトや、リピートで観たくなる魅力はもちろん、その裏の「ドラマ」が熱く伝わってきたことで、感動が倍増されたと実感する。
最も心を揺り動かしてきたのは、当事者であるクイーンのメンバーの全面協力ではないか?クイーンの映画を作る動きは10年以上前からあったのだが、メンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラーがなかなか乗り気にはならず、実現は先延ばしになっていた。しかし今回完成した「ボヘミアン・ラプソディ」は、ようやく彼らが脚本を承認。さらにフレディ・マーキュリー役にラミ・マレックが決まり、ラミはロジャーの家まで出向いて了承をもらった。ブライアンも、ロジャーも、ラミの意気込みと、フレディ役のために準備した演技と声に感嘆し、製作がスタート。この逸話だけでもドラマチックである。
撮影開始後もブライアンとロジャーは、キャストたちをバックアップ。ブライアン役のグウィリム・リーは、「ギターの弦を押し上げるときに、顔をしかめたらいい」など細かい表情までブライアンから「直伝」してもらった。ロジャー役のベン・ハーディも、ドラムの基本ではなくスティックを回す裏技を本人から習ったりして、その何気ない動きが長年のファンをも感動させる映像に結びついたのだ。もちろん音楽に関しても、ブライアンとロジャーがスタジオでそのすべてを確認。原曲や元のライヴ音源に近づけ、新世代の観客を魅了することになった。
実際はライヴ・エイドの後に、フレディがエイズであることをメンバーに告白していたりと、映画には事実との違いがいくつもある。その点に関しても、ブライアンとロジャーは「時期は違っても、状況や雰囲気がうまく再現されていた」と描き方に賛同。完成作への「お墨付き」が、映画を観たクイーンファンを納得させた。
先日のアカデミー賞授賞式でオープニングのパフォーマンスに登場したブライアンとロジャー。彼らのバックに生前のフレディが映し出された瞬間、全世界の「ボラプ」ファンは感極まったはず。1973年にデビューしたクイーンは、半世紀の時を経て映画で世界を再び熱狂させ、今回のブルーレイ&DVD発売、そして企画がささやかれる「ボヘミアン・ラプソディ」の続編と、永遠にブームは続いていく。
こっそり教えます!キャストが明かす〝ボラプ〞の舞台裏
ブライアンと妻のアニタがメアリーのクセや特徴を話してくれたのよ
ブライアンのスタイルに近づけるため古い6ペンスコインで弾いたよ
by Joe Mazzello
映画では一部だけど実は全部撮影したんだ。ジョンが目を閉じる「A little high, a little low」の場面もね
by Gwilym Lee
撮影初日がライヴ・エイドのシーンだった。1日1曲ずつやったよ。1日目はボヘミアン・ラプソディ、2日目はレディオ・ガガだった
「ボヘミアン・ラプソディ」
2019年4月17日発売
2枚組ブルーレイ&DVD
フォックス・HE/4700円+税、4K ULTRA HD+2Dブルーレイ=6990円+税(2枚組)
特典:日本オリジナル「クイーン」ポストカードセット〈3枚組〉
※封入、『ボヘミアン・ラプソディ』デジタルブックレット
※(期間限定配信)、“ライヴ・エイド”パフォーマンス映像、ラミ・マレック:フレデ
ィになるまで他 ※初回生産分のみ
©2019 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.⦆
4/20発売のスクリーン2019年6月号には「ボヘミアン・ラプソディ」情報盛りだくさん!
こちらの記事ではご紹介しきれなかった「キャストが明かす〝ボラプ〞の舞台裏」続きにくわえて、「スクリーン2019年6月号」本誌ではラミ・マレックを中心とした主演4名をクローズアップし、仲良しSNAPをたっぷり掲載!インタビューも入ってお腹いっぱい〝ボラプ〞を楽しめますよ。発売をお楽しみに!