「チャイルド・プレイ」も楽しみだけれど、この夏以降、ホラー映画の気になる新作が続々待機中。公開中の話題作から再公開の名作、大ヒット作の続編まで、これからあなたを待っている必見のホラー軍団ラインナップをお知らせしちゃいましょう!(文:久保田明/デジタル編集:スクリーン編集部)

新たな才能の登場を感じさせる「ポラロイド」「サマー・オブ・84」など

画像: 「ポラロイド」 ©2019 DPC SUB 1A1,LLC
「ポラロイド」
©2019 DPC SUB 1A1,LLC

ホラー映画鑑賞の楽しみのひとつは、ぼくらはこのジャンルが好きなんだー!という若く新しい才能に出会えることだ。写真に写った友人たちに死が迫るスーパーナチュラル・ホラー「ポラロイド」(2019年7月19日公開)と、仲良し4人組が平和な町で起きる少年失踪事件に挑む「サマー・オブ・84」(2019年8月3日公開)は、共に長編映画を作り始めたばかりの新人監督の作品。

呪いのカメラというありきたりな設定を、逃げ場無しのホラー・アクション(面白い!)に仕上げた前者のラース・クレヴバーグはリメイク版「チャイルド・プレイ」(2019年7月19日公開)に抜擢され、後者のフランソワ・シマール、ヨアン=カール・ウィッセル、アヌーク・ウィッセルの3人はRKSSというユニット名で共同監督をする自由な活動をつづけている。

画像: 「サマー・オブ・84」 2017 (C) Gunpowder & Sky, LL

「サマー・オブ・84」
2017 (C) Gunpowder & Sky, LL

「サマー・オブ・84」は自分たちの子ども時代と当時の「グーニーズ」や「スタンド・バイ・ミー」といった80年代シネマの思い出をリンクさせた一作。終盤、一気にコワくなる。拷問系ホラー「マーターズ」が賛否を呼んだパスカル・ロジェ監督の新作「ゴーストランドの惨劇」(2019年8月9日公開)もマニアは注目だろう。母親の暴漢刺殺場面を目撃し成長した姉妹のトラウマの暴走。怪物は人間だ、というロジェ哲学が再び表明されそうだ。

画像: 「ゴーストランドの惨劇」 ©2017-5656FILMS‒INCIDENTPRODUCTIONS‒MARSFILMS‒LOGICALPICTURES

「ゴーストランドの惨劇」

©2017-5656FILMS‒INCIDENTPRODUCTIONS‒MARSFILMS‒LOGICALPICTURES

今年で6回目の開催となる「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」(東京・新宿シネマカリテで、7月13日から8月9日まで)では、子どもを事故でなくした親のもとに、娘そっくりの人形が送られてくるフィリピン映画「生き人形マリア」などを上映。

「死霊のえじき<デジタル・リマスター完全版>」
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ジョージ・A・ロメロ監督の世界崩壊型ゾンビ映画の傑作「死霊のえじき」(1985年)のデジタル・リマスター版とスチュアート・ゴードン監督の「ZOMBIO/死霊のしたたり」(1985年)も再上映される。また10月開催の「シッチェス映画祭 ファンタスティック・セレクション 2019」では、新任の教師と不可思議な生徒たちの交差を描くミステリー・ホラー「スクールズ・アウト」が上映される。

画像: 「スクールズ・アウト」 ©Avenue B Productions ‒ 2L Productions

「スクールズ・アウト」

©Avenue B Productions ‒ 2L Productions

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