世界を視野に入れて活躍中のアーティストやエンターテイナーを紹介する連載企画。今回は、海外でも大人気の舞台『刀剣乱舞』などに出演する鈴木拡樹、エンターテインメントユニット“7ORDER”のメンバーとして海外進出も果たす安井謙太郎、さらにミュージカル『刀剣乱舞』などで活躍中の崎山つばさが登場。映画と舞台を連動させたプロジェクト『東映ムビ×ステ』の新作映画「死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-」(2020年5月29日公開 →公開延期)が控える彼らに、本作の見どころや海外への展望などについて聞いた。(文・タナカシノブ/デジタル編集・スクリーン編集部)

編集部追記:本作は2020年5月29日の公開が予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染状況と緊急事態宣言の延長、これに伴う政府および関係機関等の方針を鑑み、公開を延期することが発表されました。(2020年5月7日に公開されたコンテンツを2020年5月12日に一部更新しました。)

海外から戻ってくると感じる日本の魅力

──今回は「世界に羽ばたくA&E」というページに登場していただきます。みなさんの〝海外〞への思いを教えてください。

鈴木
「5、6年前のインタビューで〝海外への思い〞についてよく質問されました。すでにその頃2.5次元は海外でも人気があったので、〝チャンスがあれば〞と答えていました。今は、普通に海外の公演もあるので〝すごいな〞と思っています。でも、あれだけインタビューで答えていたのに、僕自身が2.5次元の海外進出の企画に、参加したことがないんですよね(笑)」

崎山安井「アハハハ」

鈴木
「〝チャンスがあれば海外に〞と言っていた張本人が行ってないんです。でも、日本のエンターテインメントを知ってもらえるチャンスとして、ありがたいことだと思っています」

安井
「海外のコンテンツへの進出も素敵なことだし、チャレンジングなことだけど、やっぱりメイド・イン・ジャパン、日本の文化に自信を持っていいと思っています。海外から戻ってくると、アニメや食など日本のコンテンツのクオリティの高さ、その魅力を改めて感じます。グループでも個人でも、世界に挑戦する機会があるなら、メイド・イン・ジャパンのものでチャレンジしたいです」

崎山
「日本の文化、日本人ならではのもので〝これでどうだ!〞と勝負したい気持ちがあります。日本発信で海外を刺激するイメージですね。海外というとハリウッド進出とか思い浮かべるけれど、その逆で海外の人が日本のコンテンツに入ってきてもいいと思っています」

──先ほど楽しそうに本誌を読んでいらっしゃいましたが、影響を受けた映画や、好きな俳優への思いを語ってください!

鈴木
「『パコと魔法の絵本』が好きです。作中で主人公の女の子を励まそうとみんなで演劇をやるシーンがあります。お金を払って観に行ける作品とは違う心の動かされ方に、伝えることの大切さを感じます。お姉ちゃんがレオナルド・ディカプリオのファンだったので、洋画はディカプリオ作品を思い浮かべます」

安井
「『レオン』のマチルダ。圧倒的な色気にやられます。あの年齢であの雰囲気、そしてあの可愛さ半端じゃない。ずっと変わらず美しいナタリー・ポートマンも大好きです」

崎山
「役所広司さんが大好きで、出演作は全部観ています。スクリーンの中にいる役所さんの存在に惹かれます。いつか共演できたら、なんて考えるだけでテンションが上がります!親子とか、やってみたいですね」

SCREEN本誌未公開カット!!

画像: SCREEN本誌未公開カット!!

「死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-」2020年5月29日(金)公開
→公開延期

画像: © 2020 toei-movie-st
© 2020 toei-movie-st

“死神遣い”久坂幻士郎を演じるのは「スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼」の鈴木拡樹。“死神”なのに人情味あふれる十蘭を「ニート・ニート・ニート」の安井謙太郎、侠客のリーダー新之助を「クロガラス」の崎山つばさが熱演。共演には乃木坂46の鈴木絢音、“仮面ライダージオウ”押田岳ら注目の若手俳優。

監督は「劇場版仮面ライダードライブサプライズ・フューチャー」の柴﨑貴行が務めた。舞台は江戸。市中で探偵業を営む久坂幻士郎(鈴木)は、豊臣家に仕えた高名な傀儡子(人形遣い)の息子で、さらに“死神遣い”。契約関係にある死神・十蘭(安井)とタッグを組み、吉原の大遊郭で発生した“遊女連続殺人事件”の解決に挑む。

出演:鈴木拡樹、安井謙太郎、崎山つばさ、鈴木絢音(乃木坂46)
脚本:須藤泰司
監督:柴﨑貴行
配給:東映ビデオ

\舞台版もCHECK!/

2020年7・8月には、映画の物語を引き継ぐ舞台『死神遣いの事件帖-鎮魂侠曲-』が全国4都市で上演。映画版から続投する崎山演じる新之助を主役に据え、安井演じる死神・十蘭と共にダンスやアクションなど舞台ならではの演出表現で魅せる。

撮影/久保田司 
ヘアメイク/AKI・堀江裕美
【鈴木拡樹】スタイリスト/中村美保
衣装/シャツ:UMBER 、インナーのニット:RI VORA 、パンツ:TRANSIT UOMO/STOCKMAN、靴:スタイリスト私物
【安井謙太郎】スタイリスト/カワセ 136(Yolken)
衣装/ CK CALVIN KLEIN 
【崎山つばさ】スタイリスト/ OBU 
衣装/ Iroquois

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