いまハリウッドで絶大な支持を得ている新興スタジオ、ブラムハウスとA24。ここから誕生したホラー、サスペンス、スリラー系作品は、新世代の映画作家たちのパワーが詰め込まれた独特な味わいの秀作がズラリとそろっています。この夏『ブラック・フォン』が公開されるブラムハウス、『X エックス』が公開されるA24の2社を解説します。

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恒例の『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション®2022』が今年も開催新旧ホラーやサスペンス、スリラーなど必見作がズラリ!

今年で8回目を迎えるジャンルや国境を越え選りすぐりの新作と旧作を一挙上映する『カリテ・ファンタスティック! シネマコレクション® 2022』(略して『カリコレ® 2022』)が7月15日から8月11日まで東京・新宿シネマカリテで開催。例年この映画祭ではホラー、サスペンス、スリラー系作品が充実しているが、今年ももちろん気になる新作がズラリ。

画像: 『戦慄のリンク』(2019) ©伊梨大盛传奇影业有限公司

『戦慄のリンク』(2019)

©伊梨大盛传奇影业有限公司

まず「Jホラーの父」と呼ばれる日本の鶴田法男監督が中国に招聘されて作り出した『戦慄のリンク』(2019)がオープニングを飾る。謎のネット小説を読んだ者が小説と同じ死に方をするという物語で、すでに中国全土5000館で上映され、いよいよ日本上陸。

画像: 『PIG/ピッグ』(2021) © AI Film Entertainment, LLC

『PIG/ピッグ』(2021)

© AI Film Entertainment, LLC

他にもニコラス・ケイジが溺愛する忠実なトリュフハンターの豚を奪還するリベンジスリラー『PIG/ピッグ』(2021)、低予算ながらミレニアム世代が贈る新感覚ホラー『ハロウィン 悪魔のウイルス』(2019)、23もの映画祭で受賞した戦慄の血まみれムービー『ハロウィン・ナイト』(2020)、愛猫を生き返らせるため9人の命を狙う猫マスクの男を描く『キャット・シック・ブルース』(2015)、憧れの作家の家に行きホラー小説の内容を現実に体験させられる女性の恐怖を描く『ザ・フィクション』(2019)といった新作や、『魔鬼雨 デジタルリマスター版』(1975)など旧作がラインナップ。

画像: 『ハロウィン 悪魔のウイルス』(2019)

『ハロウィン 悪魔のウイルス』(2019)

画像: 『キャット・シック・ブルース』(2015) ©2016 PHANTASMES VIDEO

『キャット・シック・ブルース』(2015)

©2016 PHANTASMES VIDEO

さらにロジャー・コーマン特集「サタデー★夜コーマン」では、昼と夜2つの顔を持つ少女が主人公のサスペンス・スリラー『ワイルド・エンジェル』(1966)など4作を土曜夜に上映し、高橋洋監督の最新作『ザ・ミソジニー』他がプレミア上映。ホラー系以外にもSF作品やハードな青春映画などバラエティに富んだ作品が充実していて、今回もマニア必見だ。

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ジョーダン・ピール監督最新作が晩夏に日本上陸!

画像: © 2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
© 2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

ブラムハウスで『ゲット・アウト』(2017)『アス』(2019)と秀作ホラーを連打したジョーダン・ピール監督の3年ぶりの最新ホラーが8月26日より日本公開決定。その作品『NOPE/ノープ』(東宝東和配給)では謎に包まれた“最悪の奇跡”が描かれるという。

先日解禁となった予告編では、暗がりの中、遠くで光り輝く物体を馬を連れて歩く男が見つけると、突然馬が狂ったように嘶いて光に向かって走り出したり、広大な荒野を巨大な影が覆いつくしたり、人々が上空に何かを見つけたように呆然と空を見上げる姿など、意味ありげなシーンの断片が連続。そして突然崩壊した家の天井から女性が悲鳴をあげながら晴天の空に吸い込まれていく…! 

出演はダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァンら。今回はブラムハウスから離れ、自ら設立した製作会社モンキーパウ・プロダクションの下で、脚本もピール監督が手がけ、またもや観客をかつてない恐怖に導いてくれそうだ。

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