2023年3月1日(水)からディズニープラスで独占配信中の「マンダロリアン」。最新作シーズン3でも新たな冒険を繰り広げるマンドーとグローグー。今までも色々ありましたね…ということで、これまでの二人の歩みを振り返ってみましょう。(文・平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)

思い出1:2人の「出会い」

画像: 賞金稼ぎと標的として出会った二人

賞金稼ぎと標的として出会った二人

マンドーは、最初に出会った時から、グローグーに一目惚れだった? 賞金稼ぎのマンドーは、“50歳の獲物”を捕まえることを請け負い、同業者の賞金稼ぎドロイドIG-11と協力して、獲物を入手。しかし、IG-11が獲物を殺そうとすると、その瞬間、IG-11を撃ってグローグーの命を助ける。グローグーが幼児だから殺したくなかっただけじゃなく、最初からグローグーとはいいコンビになりそうな予感がしたのかも?

▶︎ 「マンダロリアン」 シーズン1 チャプター1:マンダロリアン をチェック!

思い出2:絆のはじまり

グローグーを依頼主に届ける途中、マンドーの愛機がジャワ族に分解されてしまい、マンドーは船の部品と交換するため、凶暴なマッドホーンの卵を取りに行くことに。しかし、マッドホーンは全速力でマンドーに向かってくる。と、そこで彼を救ったのがグローグー。フォースの力でマッドホーンを浮かせ、マンドーはこの生物を仕留めることができた。グローグーも最初からマンドーが好きだった? こうして2人の絆が始まった。

▶︎ 「マンダロリアン」 シーズン1 チャプター2:ザ・チャイルド をチェック!

思い出3:やっぱりほっとけない!

賞金稼ぎの仕事は、獲物を依頼主に渡せば終わり。マンドーはグローグーをクライアントに渡し、賞金として大量のベスカーも手に入れて大満足。のはずなのに、グローグーの安否が心配で落ち着かない。そして結局、グローグーを救出してしまう。そのせいで、クライアントである帝国軍の残党から追われ、賞金稼ぎの掟を破ったためにギルドからも追われるはめになる。この時、マンドーはすべてを投げ打ってグローグーを救ってる!

▶︎ 「マンダロリアン」 シーズン1 チャプター3:罪 をチェック!

思い出4:グローグーもマンドーが心配?

グローグーが、マンドーを大好きなのがよく分かるのが、マンドーと友人のキャラ・デューンが腕相撲をしていた時の行動。2人の勝負が白熱すると、急にキャラが首を両手で押さえて苦しみ出す。ふと見ると、グローグーが、フォースの力でキャラの首を締めているらしい。おっと、それはダース・ベイダーがよく部下にしていたシスの技では!? マンドーが叱るとすぐにやめるが、グローグーはマンドーを助けているつもりだった?

▶︎ 「マンダロリアン」 シーズン1 チャプター7:罰 をチェック!

ここにも注目▶︎マンドーも手を焼く? グローグーの食いしん坊ぶり

画像: 何でも食べちゃうところはやっぱり赤ちゃん

何でも食べちゃうところはやっぱり赤ちゃん

ヨーダもルークの所持品から食物を探す食いしん坊だったが、同種族のグローグーも同じ。「チャプター10:乗客」では乗客の受精用卵をこっそりパクパク。「チャプター12:包囲」では学校で隣の少年の青いお菓子をフォースの力でパクッ。よくマンドーに「こらっ」と叱られている。

思い出5:親バカ状態になるマンドー

アソーカがグローグーのフォースの力を試した時に、マンドーが手助け。石を動かそうとしないグローグーに、彼のお気に入りのレイザー・クレストの球形の部品を動かすように仕向け、うまくいくと「いいぞ!」と褒める。その姿はまるで息子自慢の父親? この時に、チャイルドの名前がグローグーだと知ったマンドーは「チャプター14」でも何度もグローグーの名前を呼んでは、彼が反応するのを見て嬉しそう。もう大甘のパパ状態。

▶︎ 「マンダロリアン」 シーズン2 チャプター13:ジェダイ をチェック!

ここにも注目▶︎グローグーのお気に入り、レイザー・クレストの球体の部品

画像: なぜかグローグーのお気に入りとなる球体部品

なぜかグローグーのお気に入りとなる球体部品

グローグーのお気に入りのオモチャは、マンドーの愛機レイザー・クレストの操縦席のレバーの球体。グローグーがこれで遊ぶシーンは何度も登場。マンドーは愛機が破壊された時も、残骸の中からこの球体を見つけて拾う。

思い出6:切なすぎる…2人の別れ

画像: 教義を破り素顔で別れを告げるディン・ジャリン

教義を破り素顔で別れを告げるディン・ジャリン

マンドーとグローグーの別れは、感涙もの。なんとマンドーがグローグーのためにマンダロリアンの教義を破る! マンドーが、グローグーをルークに渡そうと抱き上げると、グローグーは彼のヘルメットをさわってマンドーを見つめる。するとマンドーはヘルメットを脱ぐ。2人の間には、すでに言葉は要らない信頼関係ができていた! そこにR2-D2がやってくるとあっさりそっちに向かうグローグーが、まだまだ子供でキュート!

▶︎ 「マンダロリアン」 シーズン2 チャプター16:救出 をチェック!

思い出7:そして、再会!

「チャプター6:砂漠から来た流れ者」で、ルークの元でジェダイ修行をするグローグーは、マンドーの船が遠くに見えるとなんだか恋しそう。しかし、ジェダイに執着は禁物。ルークはグローグーの前に、ヨーダのライトセーバーと、マンドーからの贈り物のアーマーを置き、どちらかしか選べないと語りかける。グローグーの答が分かるのが「チャプター7」。彼が飛びついた時のマンドーの気持ちは、ヘルメットを被っていても一目瞭然!

▶︎ 「ボバ・フェット/ The Book of Boba Fett」チャプター7:名誉のために をチェック!

ここにも注目▶︎親子愛の結晶? ベスカーのアーマー

ジェダイに届けた後も、マンドーはグローグーが心配。自分のベスカー製の槍を素材に、彼のために小さなアーマーを作ってもらい届けに行く。しかし修行中のため会えず、ガッカリしながらアソーカに託す。

“スター・ウォーズのルーツ” 時代劇&西部劇からのオマージュ

画像: “スター・ウォーズのルーツ” 時代劇&西部劇からのオマージュ

もともと本作の原点となる『スター・ウォーズ』で、ジョージ・ルーカス監督が意識したのが黒澤明の時代劇。“ジェダイ”は“時代(劇)”からとられたと言われ、シリーズ第1作冒頭近くのR2-D2とC-3POが歩いていくシーンは、黒澤明監督『隠し砦の三悪人』(1958)で千秋実と藤原釜足演じる農民2人が歩く場面のオマージュだ。

そして、黒澤の時代劇は名作西部劇の原点。『荒野の七人』(1960)は『七人の侍』(1954)、クリントン・イーストウッドの『荒野の用心棒』(1964)は『用心棒』(1961)のリメイク。こうした歴史を踏まえて、時代劇と西部劇を意識したのが本作「マンダロリアン」。クリエイターのジョン・ファヴローやデイヴ・フィローニもそう宣言し、用心棒と幼児が旅をする『子連れ狼』シリーズ(1972~)も意識したと語っている。

なので、風景にもストーリーにも構図にもオマージュが満載。タゥイーンの町は西部劇の宿場町そっくりで、保安官もいる。「チャプター4:楽園」のストーリー、外からきた用心棒が村人を訓練し、敵を倒して去っていくのは『荒野の七人』と同じ。「チャプター6:囚人」でマンドーたち3人が銃を構えて睨み合う構図は『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(1966)の、「ボバ・フェット〜」の「チャプター6:砂漠から来た流れ者」のコブ・ヴァンス保安官とキャド・ベインの誰もいない大通りでの決闘シーンは『真昼の決闘』(1952)のオマージュになっている。

「マンダロリアン」 シーズン3
ディズニープラスで独占配信中
アメリカ/2023/全8話
監督:リック・ファムイーワ、リー・アイザック・チョン、ブライス・ダラス・ハワード 他
出演:ペドロ・パスカル、カール・ウェザース、ケイティー・サッコフ、クリストファー・ロイド 他

© 2023 Lucasfilm Ltd.

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