共同監督・脚本を担当した長編映画デビュー作『ミッチェル家とマシンの反乱』(21)がアニメ界のアカデミー賞ことアニー賞で8冠に輝いたジェフ・ロウ。そんなロウ初の長編単独監督作『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』が9月22日(金)より公開される。言わずと知れた「ミュータント・タートルズ」に今のポップカルチャーを盛り込み新たに映画化したロウが、映画公開に先駆け来日し、SCREEN ONLINEのインタビューに応えてくれた。(取材・本文:タナカシノブ/編集:SCREEN編集部)

ちょっと風変わりなスタイリングに惹かれ「タートルズ」まみれだった少年時代

―― 大好きな「ミュータント・タートルズ」との出会いは?

「4歳の時におもちゃ屋さんで、アクションフィギュアみたいなものを見かけて。『こんなにイケてるものを観たことない!』と一気にハマりました。4人のうち誰のフィギュアを最初に見かけたのかは忘れたけれど、すぐに全部揃えました。そこからTVシリーズは全部観たし、部屋にはポスターを貼って、ベッドシーツもニンジャカラーにしてあり、ベッドサイドのランプとかも『ミュータント・タートルズ』仕様だったと思います。まさにどハマりです」

画像: アレンジもあるが「タートルズらしさ」は大事にしている『ミュータント・パニック!』

アレンジもあるが「タートルズらしさ」は大事にしている『ミュータント・パニック!』

―― どんな風に「イケてる!」と感じましたか? 一目惚れの理由はあったのでしょうか?

「ちょっと風変わりなスタイリングに惹かれたのだと思います。でもちゃんとストーリーも語られていて。例えばミケランジェロなら、着ている水着にヒトデがついていたりして。ちょっとユーモアがあるところにハマった気がします。設定が10代というのもポイントかな。当時は特に10代を強調していなかったけれど、どこか面白みがあって、他のヒーローにはないものを感じました。ちょっぴりパンク、自分たちのことにシリアスになりすぎないところは10代っぽいかなって。シンプルに言うと『友達になりたい』そう思える雰囲気を持ち合わせていたのだと思います」

―― 「ミュータント・タートルズ」を監督するうえでこだわったことは?

「続いているシリーズなので、そこは大事にしたいという気持ちがありつつも、物語のためには変えなきゃいけない部分はあります。でも『こういうニンジャ・タートルズを待ってたぜ!』と思ってもらえるような作品にしたいという気持ちがありました」

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