現代に生きる人たちにも共感『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』福原遥×水上恒司インタビュー

おすすめの映画やアニメ

ーーここからはSCREEN ONLINE読者に向けてお二人のオススメの作品を伺っていきたいのですが、昔から好きな映画やドラマ、アニメを1本ご紹介いただけますか？

水上「「まんが日本昔ばなし」が好きで、全部で200話ぐらいあるんですけどDVDで揃えました。日本各地に伝わる昔話ってすごく興味深いし面白いんです。

観ているうちに、自然が豊な場所には妖怪が本当にいたんじゃないかとか、撮影現場で高いところを軽々を登っていくスタッフさんの姿に昔はああいう人が天狗に見えたんじゃないかとか、いろいろと想像を膨らますことが増えたので、俳優という仕事にも良い影響を与えてくれているような気がしますね」

福原「私は小学生の頃に映画館で観た『マリと子犬の物語』が好きで、ずっと大切な作品として心に残っています。新潟県の中越地震の時のことを基にした実話なんですけど、私も子供の頃に犬を飼っていたので被災地に取り残された犬のマリが可哀想で号泣したのを覚えています。でも最後は飼い主とマリが再会できるので、すごく感動しますしおすすめです」

ーー『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のような時を超えた絆や“命の大切さ”に改めて気付かされる映画で好きな作品はありますか？

福原「『新感染 ファイナル・エクスプレス』が面白かったです」

水上「わかる！　パンデミックの描き方が斬新で面白いよね！　ホラー映画はよく観るの？」

福原「ホラー映画はあまり好きじゃないんですけど、友達に誘われて観に行ったらだんだん面白くなってきて、最後は感動して泣いていました。途中で出なくて良かったです（笑）」

水上「僕は高校の3年生の時に学校の教室で観た『インターステラー』が忘れられないです。卒業間近だったので先生の提案で鑑賞会をしたのですが、宇宙や人知を超えた話が好きな僕には刺さりまくりでした。

人類の未来を守るために主人公が宇宙へ行く話で、ワームホールや惑星間の移動など、百合が時空を超える映画『あの花〜』と共通点があるような気もします。『インターステラー』はSF要素だけではなく家族愛も描かれていて大好きな映画です」

プレゼント応募概要

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＊ご応募いただいた際の個人情報は、発送以外には使用いたしません。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』STORY

目が覚めると、そこは1945年の日本。初めて愛した人は、特攻隊員でしたー。親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合 福原遥。ある日母親の幸恵(中嶋朋子)と喧嘩をして家出をし、近所の防空壕に逃げ込むが、朝目が覚めるとそこは1945年の6月戦時中の日本だった。

偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、鶴屋食堂に連れていかれる百合。そこでツル(松坂慶子)や千代(出口夏希)、彰と同じ隊の石丸(伊藤健太郎)、板倉(嶋﨑斗亜)、寺岡(上川周作) 、加藤(小野塚勇人)に出会う中で、彰の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だったー。