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ハリウッドを背負う女神の風格
スカーレット・ヨハンソン
1984年11月22日生まれ。8歳の時にオフ・ブロードウェイの舞台でデビュー。映画は『ノース/小さな旅人』(94)に初出演し、『モンタナの風に抱かれて』(98)、『ゴーストワールド』(01)などで子役からティーンの人気俳優に成長。03年には日本ロケを行った『ロスト・イン・トランスレーション』、そして『真珠の耳飾りの少女』の2本の主演作でトップスターとなる。ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ役で『アイアンマン2』(10)から数々のMCU作品に出演。2019年の『マリッジ・ストーリー』でアカデミー賞主演女優賞、『ジョジョ・ラビット』で同助演女優賞とWノミネートを果たす。ウディ・アレン、ウェス・アンダーソンなど同じ監督の作品に続けて出演するケースも多い。ハスキーな声が魅力的で『her/世界でひとつの彼女』(13)のように声のみの演技でも高評価を受け、2024年にはChatGPTのアシスタントの声が彼女に酷似していることで波紋を呼んだ。私生活ではライアン・レイノルズ、フランス人ジャーナリストのロマン・ドリアック、「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本家コリン・ジョストと、3度の結婚歴がある(ジョストとの結婚は継続中)。
夫のコリン・ジョストと
現在公開中の新作はコレ!
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』【 公開中 】
メガヒットシリーズの最新作で、ヨハンソンが演じたのは世界各地の秘密工作に関わってきたゾーラ・ベネット。製薬会社からの任務で恐竜のDNAを採取すべく赤道直下の島に向かう。最初は高額の報酬に目がくらんでいたゾーラが、チームのリーダー格として多くの危機に立ち向かううち、その使命感も変わり……という役どころ。異種交配の新種として登場する、陸・海・空それぞれの恐竜に対し、先頭を切って任務をこなすヨハンソンの姿に惚れぼれ!
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』 配給:東宝東和
©2025 Universal Studios. All Rights Reserved.
最近、なにしてた…? 近況NEWS 1・2・3!
近況1)
5月のカンヌ国際映画祭で、初の長編監督作『Eleanor the Great(原題)』をお披露目。現在95歳の主演女優、ジューン・スキッブとともにレッドカーペットを歩き、上映に立ち会った。フロリダで暮らしていた94歳のエレノアが、親友の死をきっかけに娘の住むNYへ引っ越す物語。同作の公開時期は未定だが、ヨハンソンの監督としての活躍も楽しみに。
カンヌ国際映画祭にてジューン・スキッブと
近況2)
6月に行われた『ジュラシック・ワールド〜』のロンドン・プレミアで、ヨハンソンは共演者のジョナサン・ベイリーとキス。おたがいの唇が触れ合っていたのでネットでも軽い炎上騒ぎになった。TV番組「トゥデイ」に出演したヨハンソンは「私たちはフレンドリーだから」とコメント。ベイリーはゲイであるとカミングアウトしているので、余計な心配は不要?
共演のジョナサン・ベイリーと熱烈フレンドキス!
近況3)
夫のコリン・ジョストが脚本などで関わる「サタデー・ナイト・ライブ」。その5月17日の放映回に、ヨハンソンはホスト役で出演。ゲストで登場したプエルトリコ出身のスパースター、バッド・バニーと、いくつかのスケッチで共演も果たす。ヨハンソンが初めて同番組のホストを務めたのが2006年で、その時にジョストと知り合い、友人関係の末に2人は結婚した。
バッドバニー(写真左)とSNLで共演!
Coming Soon! 気になる待機作
『Paper Tiger(原題)』
『アド・アストラ』(19)などのジェームズ・グレイが監督で、ヨハンソンのほか、マイルズ・テラー、アダム・ドライヴァーが出演し、現在、撮影が進行中。ロシアンマフィアによって残酷な運命に導かれる家族のドラマで、絆や裏切りがシリアスに交錯する。
『The Gauntlet(原題)』
ヨハンソンとトム・クルーズの初共演が予定されるのが、1977年のクリント・イーストウッド監督・主演の同名作リメイク。裁判の証人を護送する刑事が、事件をもみ消そうとする地元の警官隊に襲われるオリジナルどおりの展開なら、ヨハンソンは証人の役になるはず。
『Featherwood(原題)』
タイトルは「白人女性の受刑者」という意味。麻薬犯罪に手を染めるギャングと生活し、ヘロイン中毒となるも、FBIに情報提供した実在の主人公がモデルで、ピューリッツァー賞受賞の記事を映画化する。内容からしてヨハンソンの迫真の演技に期待大。
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