映画ファンなら見逃せない、今注目の10人。演技力はもちろん、個性も魅力も抜群でハリウッドを支え続ける実力派ばかり。これまで築いてきたキャリアと共に、待機作の情報や近況をたっぷりとお届けします!(文・斉藤博昭/デジタル編集・スクリーン編集部)
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名声に甘んじず、常に挑戦を選ぶ
レオナルド・ディカプリオ

1974年11月11日生まれで、14歳くらいからCMに出演。最初に注目されたのは、91年のTVドラマ「愉快なシーバー家」のレギュラー出演だった。93年の『ギルバート・グレイプ』で知的障がいを持つ少年アーニーという難役を見事にこなし、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたのが19歳の時。その後の『ロミオ+ジュリエット』(96)でアイドル的な人気を獲得し、世界的大ヒットの『タイタニック』(97)でトップスターの地位を確立する。巨匠マーティン・スコセッシと組んだ『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)あたりから演技派路線を追求し、アカデミー賞主演男優賞ノミネート4度目にして、『レヴェナント:蘇えりし者』(15)で悲願の受賞。スコセッシ作品は6本で主演を務めた。クエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)では強烈な悪役を怪演。近年は出演作を絞り、2年に1本くらいのペースで仕事をしている。俳優業以外では環境保護活動に熱心で、自身の名を冠した財団を設立。環境ドキュメンタリー『地球が壊れる前に』(16)でナレーター役を務めた。私生活ではたびたび華やかな恋愛遍歴が報道されているが、50歳の現在も結婚歴はゼロのまま。

2016年にNYの国連本部で行われた、パリ協定署名式でスピーチしたレオ様

もうすぐ観られる新作はコレ!

『ワン・バトル・アフター・アナザー』【 10/3(金)公開 】

画像: 名声に甘んじず、常に挑戦を選ぶ レオナルド・ディカプリオ

アカデミー賞の常連でもある鬼才ポール・トーマス・アンダーソンの作品に初めて出演。ディカプリオが演じるのは革命組織の一員であるボブで、何者かに自身の一人娘が狙われたことで、次々と現れる軍人たちと戦いを繰り広げる。冷酷な軍人役にショーン・ペン、謎めいた空手道場の先生役にベネチオ・デル・トロと、共演陣もアクの強い演技派が集結。予告編からは、かなりブッとんだアクション満載が予感されるし、監督が監督だけにジャンルを超えた怪作になりそう。過激な運命に“巻き込まれる”シチュエーションでディカプリオの変幻自在の演技に期待。

『ワン・バトル・アフター・アナザー』 配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

最近、なにしてた…? 近況NEWS 1・2・3!

近況1)
1月にロサンゼルスを襲った大規模な山火事に対し、ディカプリオは救援活動のためにと100万ドルを寄付。緊急を要する消防局や食事に絡む支援から、復興のためのコミュニティや動物愛護団体への援助など、多岐に渡るサポートを提供。環境問題にも詳しいうえ、自身の生まれ育ったロサンゼルスへの愛情から、イチ早い貢献に乗り出した。

近況2)
3月には腕時計の高級ブランド、ロレックスのアンバサダー「ロレックス・テスティモニー」に選出。同社のCMにもディカプリオの映像が使われた。ロレックスのアンバサダーには、すでにマーティン・スコセッシ、ジェームズ・キャメロンという盟友も就任。ディカプリオは90年代からロレックスの時計を愛用しており、今後はその“腕”にさらなる注目が集まりそう。

公式アンバサダー発表後、ロレックス・デイトナを着用している姿が目撃!

近況3)
ファッション界の一大イベントである、5月のNYのメットガラに恋人のヴィットリア・チェレッティを伴って初めて参加。2023年にイタリアで出会い、交際がスタートした2人は、24歳という年齢差も話題になったりするも、公の場に一緒に出てくることは稀。メットガラでもディカプリオはあえてレッドカーペットを避け、会場内でチェレッティと合流した。

メットガラに参加したヴィットリア・チェレッティ

Coming Soon! 気になる待機作

『The Devil in the White City(原題)』
シカゴ万国博覧会が開催されていた1983年に、200人を殺害したとされるシリアルキラーの医師。その衝撃の実話を基にした小説「悪魔と博覧会」の映画化権をディカプリオが取得。監督はやはりスコセッシ。一度は頓挫したものの、ようやく実現しそう。

『Evel Knievel on Tour(原題)』
スコセッシ作品以外では、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督の新作に期待。オートバイの大ジャンプで知られる伝説的スタントマン、イーベル・クニーベル役をディカプリオで交渉中。実現すれば撮影現場で過激なアクションに挑む姿を拝めそう。

『Roosevelt(原題)』
マーティン・スコセッシ監督の下で、第32代アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトの伝記映画を撮るプロジェクトは、すでに20年前から報じられていたので、そろそろ動き出してほしいところ。世界恐慌から第二次世界大戦に至る激動の時代がバックになる。

『The Wager: A Tale of Shipwreck, Mutiny, and Murder(原題)』
こちらもスコセッシとの作品。チリの沖で座礁した英国戦艦の乗組員たちの運命が描かれたノンフィクション小説が原作。スコセッシとディカプリオは原作の発刊前に映画化を決めたという。18世紀を舞台に、壮絶なサバイバル、裏切りや復讐の人間ドラマが展開。

画像: スコセッシとのタッグ作も続々と進行中! Photo by GettyImages

スコセッシとのタッグ作も続々と進行中!
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