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深みと華やかさの奥に宿る強さ
アナ・デ・アルマス
1988年4月30日キューバ生まれ。14歳でキューバ国立演劇学校に合格し、在学中から映画に出演し始める。『カリブの白い薔薇』(06)では主演を務めた。18歳で祖父母を頼ってスペインへ向かい、同国の国籍を取得。スペインでドラマや映画でキャリアを積み、2014年、さらなる活躍を目指してハリウッドのエージェントと契約。『ノック・ノック』(15)でキアヌ・リーヴス演じる主人公を文字どおり“いたぶる”役で、映画ファンに知られる存在になる。主人公のアンドロイドのパートナーを演じた『ブレードランナー 2049』(17)、ミステリーの鍵を握る役の『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(19)と話題作への出演が続き、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)のキューバのシーンに登場するボンドガール(ボンド・ウーマン)のパロマ役が、短いシーンながら多くの人々を魅了。大ブレイクとなった。その後、『グレイマン』(22)を経て、伝説の女優マリリン・モンローになりきった『ブロンド』(22)でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。私生活ではスペインの俳優マーク・クロテットと2011年に結婚し、2年後に離婚。2020〜21年はベン・アフレックと交際していた。

『ブロンド』にてアカデミー主演女優賞にノミネート
Netflix映画 『ブロンド』独占配信中
もうすぐ観られる新作はコレ!
『バレリーナ:The World of John Wick』【 8/22(金)公開 】

「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフでアルマスが演じるのは、亡き父の復讐を誓う主人公のイヴ。ジョン・ウィックとも関わりを持つ暗殺者養成組織でバレエと暗殺術の訓練を受けた彼女が、壮絶な運命に身を投じる。柔軟性とキレ味が要求される格闘、銃撃アクションに、アルマスは過酷なトレーニングを積んで挑戦。ハリウッドでの活躍のきっかけを作った『ノック・ノック』以来のキアヌ・リーヴスとの共演シーンも用意された。
『バレリーナ:The World of John Wick』 配給:キノフィルムズ
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最近、なにしてた…? 近況NEWS 1・2・3!
近況1)
日本よりひと足お先に各国で公開が始まった『バレリーナ』。5月にロンドンで行われたワールドプレミアに、アルマスはレン・ワイズマン監督、キアヌ・リーヴスらと出席した。「このプレミアで一緒に並んでいることがクレイジー。撮影中はアザだらけだったけど、いつもサポートしてくれた」と10年ぶりの共演となったリーヴスに感謝のコメント。
10年ぶりの共演となったキアヌ・リーヴスと
近況2)
深海を舞台にしたスーパーナチュラル映画でトム・クルーズと共演予定のアルマス。そのためか、プライベートでの2ショットがたびたび目撃されている。2月のバレンタインデーにはロンドンのソーホーで、そしてアルマスの誕生日である4月30日には、ロンドンのセレブ御用達メキシコレストランで……と完全に恋人状態のようだが、その真偽は不明。
近況3)
3月のルイ・ヴィトン・ウィメンズウェア2025/2026秋冬コレクションに、アリシア・ヴィキャンデル、クロエ・グレース・モレッツらと共に参加したアルマス。それ以来、『バレリーナ』の各地でのプレミアではつねにルイ・ヴィトンのドレスを着用。また同社のジュエリー・キャンペーンでモデルを務めるなど、すっかりブランドの“顔”になっている。

ルイ・ヴィトン2025/2026秋冬コレクションにて
Coming Soon! 気になる待機作
『Eden(原題)』
シドニー・スウィーニー、ジュード・ロウら豪華キャストと共演した孤島でのサバイバルスリラー。ホテルを建設しようと島にやって来る自称・男爵夫人をアルマスが演じ、周囲を翻弄する役どころ。2024年のトロント国際映画祭でお披露目されが日本では未公開・未配信。
2024年のトロント国際映画祭にて豪華キャスト陣と
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『Bananas(原題)』
『世界にひとつのプレイブック』(13)などのデヴィッド・O・ラッセル監督のTVシリーズ。物語の詳細は明らかになっていないが、タイトルの「バナナ共和国」は、バナナ輸出に頼る中南米の正常不安定な国々という意味なので、社会派テーマも予感させる。共演はオスカー・アイザック。
『Avengers: Doomsday(原題)』
2024年末にアルマスが出演交渉中というニュースが出たのが、MCUにとっても久々のヒーロー総動員大作。公開は2026年12月だが、アルマスの役柄は現時点で不明。
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