【インタビュー】今の時代の悦ネエを描く『がんばっていきまっしょい』櫻木優平監督
松山を舞台に5人の女子高生たちがボート部の活動を通じて、葛藤を乗り越え、絆を育んでいく。『がんばっていきまっしょい』は敷村良子の同名小説を原作にした劇場版アニメーションである。監督を務めたのは「日本アニメ(ーター)見本市」の短編「新世紀いんぱくつ。」(2015)で監督デビューした櫻木優平。『あした世界が終わるとしても』(2019)でアヌシー国際アニメーション映画祭コンペティション部門にノミネートされた俊英である。2作目となる本作への思いを語ってもらった。(取材・文/ほりきみき)
観客が悦子たちと一緒にボート競技のルールを学び、魅力を知っていく
──原作は敷村良子さんの同名小説で、すでに映...