15:「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(2017年)
お気楽ヒーローに隠された宇宙レベルの大秘密
監督:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ
ピーターのルーツに迫った続編で、なぜ彼が地球からヨンドゥ(マイケル・ルーカー)にさらわれたのか、前作のクライマックスで生身の体でオーブのパワーに耐えられた理由などが明らかになる。彼の実の父親として、生きている惑星エゴ(カート・ラッセル)が登場。その世話役だったマンティス(ポム・クレメンティエフ)が新たにガーディアンズの仲間入り。彼らに恥をかかされたソヴリン人の女王アイーシャがエピローグで誕生させたアダムとは、コミック版でも活躍するアダム・ウォーロック(サノスと闘ったこともある)で、パート3で登場するものと思われる。
エンドロールで踊っているのは「マイティ・ソー バトルロイヤル」の出演キャラ、グランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)。コレクターとは兄弟という設定だ。ピーターはラストでヨンドゥの形見に携帯プレーヤーをもらったので、次回作ではもっと多彩な音楽を楽しめるようになっているに違いない。
「ガーディアンズ・オブ・ ギャラクシー:リミックス」
MovieNEX(4000円+税)発売中(オリジナルアウターケース付き)
デジタル配信中
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン
16:「スパイダーマン:ホームカミング」(2017年)
今度のスパイディはトニー・スタークが師匠
監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド、マイケル・キートン
ソニー製作による初のMCU作品。これまでのスパイダーマン映画とは違い、ピーターがスパイダーパワーを得た経緯やベンおじさんの死をめぐるエピソードは割愛されている。「シビル・ウォー」の空港での戦闘を、ピーターの視点(なんと自撮り!)で描いたシーンから始まるが、発端はその8年前、チタウリとアベンジャーズが闘ったニューヨーク市中から、スタークに恨みを持つエイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)が異星人のメカを持ち去ったことにある。スパイダーマン・スーツはトニーが製作した設定になったことでさまざまなハイテク機能が搭載。
しかし未熟なヒーローはそれを使いこなせずに取り上げられ、バルチャー=トゥームスとの最終決戦には手作りスーツで挑むことに。アイアンスパイダー・スーツもちらりと登場。エピローグでトゥームスに刑務所で話しかけるガーガンの首にはサソリのタトゥーがあるので、彼がスコーピオンとして再登場する可能性も。
「スパイダーマン:ホームカミング」
ブルーレイ&DVDセット(4743円+税)発売中
デジタル配信中
発売/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
17:「マイティ・ソー バトルロイヤル」(2017年)
死の女神の力で神の国アスガルト崩壊
「シビル・ウォー」に参戦しなかったソーとハルクが活躍する作品。オーディン(アンソニー・ホプキンス)に成りすましているロキが見ている寸劇で、ソー、オーディン、ロキを演じているのがルーク・ヘムズワース(クリスの兄)、サム・ニール、マット・デイモンというお遊びも楽しい。ソーとロキはストレンジの力でオーディンのもとへ赴くが、彼は光となって消滅。それによって封印を解かれた死の女神ヘラ(ケイト・ブランシェット)が恐るべき力を発揮する。
惑星サカールで剣闘士となっていたハルクとの再会を経て、ロキ、ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)とリベンジャーズを結成したソーはヘラと闘うが、勝利と引き換えにアスガルドは崩壊してしまう(これが原題にある「ラグナロク」)。そしてラスト、難民となったアスガルドの民を連れてグランドマスターから奪った宇宙船で地球に向かうソーの一行の前に現れたのは、あのサノスの船サンクチュアリⅡだった…。
「マイティ・ソー バトルロイヤル」
MovieNEX(4000円+税)発売中/デジタル配信中
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン
18:「ブラックパンサー」(2018年)
MCU最大のヒット作はこれだ!
監督:ライアン・クーグラー
出演:チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン
アフリカの超文明国家ワカンダがカッコいい
「シビル・ウォー」にはブラックパンサーとして参戦したものの、まだ正式に王位継承の儀式を行なっていなかったティ・チャラ。本作ではワカンダの王位をめぐる、彼と従兄弟エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)の争いを描く。隕石によってワカンダにもたらされたヴィヴラニウムが単に硬度を誇るだけでなく、ナノマシンの素材として使用することでワカンダに超高度な文明をもたらしたこと、植物の性質も変化させ、それによって人間が不思議なパワーを得られるようになったことなどが明らかに。
過去の作品からはCIA捜査官エヴァレット・ロス(マーティン・フリーマン)とユリシーズ・クロウ(左腕にアームキャノンを装着している)が登場。ワカンダで冷凍睡眠に入っていたウィンター・ソルジャーは洗脳が解けた様子で現れ、村の人々にはホワイトウルフと呼ばれていた。ワカンダがヴィヴラニウムの秘密を公開することで、今後世界はどう変わっていくのか?
「ブラックパンサー」は美術がスゴイ!ロケは街まるごと協力するレベル?!
「ブラックパンサー」
MovieNEX(4000円+税)発売中/デジタル配信中
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン
19:「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)
これまでのMCUの総決算
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニー・ジュニア、クリス・ヘムズワース
世界の半分が消滅!ヒーローたちの未来は?
これまでのMCUの総決算的な作品。アベンジャーズとガーディアンズが合体し(司法取引を受け入れたアントマンとホークアイを除く)、ついに本格参戦したサノスや配下のブラック・オーダーとの決戦に挑む。彼が6つのインフィニティ・ストーンを揃えることをヒーローたちは阻止できるのか?
オールスターキャストながら、それぞれのヒーローにちゃんと見せ場を用意した演出が光る大作。サノスは最凶最悪のヴィランだが、彼なりの信念に従って行動しているため、本作はサノスを主人公にして彼の勝利を描いた逆ヒーロー映画と言えるのかもしれない。ついにインフィニティ・ガントレットが発動し、世界の人々の半分が消えてしまった後、残された人々はどうすればいいのか?鍵を握るのはドクター・ストレンジが遺した言葉と、消滅させられる寸前のフューリーがポケベルで送ったメッセージ。そこには「キャプテン・マーベル」のシンボルマークが記されていたのだった…。
映画史上最大の“事件”がやってくる「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」4月27日公開!
【超ネタバレ】いまだから語れるインフィニティ・ウォー トリビア20【前編】
【超ネタバレ】いまだから語れるインフィニティ・ウォー トリビア20【後編】
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
MovieNEX(4200円+税)発売中/デジタル配信中
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン