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【主演女優賞部門】ジェシカ・チャステインの株が急上昇中だが…
主演女優賞部門候補
- ニコール・キッドマン(『愛すべき夫妻の秘密』)
- オリヴィア・コールマン(『ロスト・ドーター』)
- クリステン・スチュワート(『スペンサー ダイアナの決意』)
- ペネロペ・クルス(『パラレル・マザーズ』原題)
- ジェシカ・チャステイン(『タミー・フェイの瞳』)
この部門で有力候補と言われていた『ハウス・オブ・グッチ』のレディー・ガガが落選して、まず一波乱あった主演女優賞ノミネーション。そこで一応の本命はゴールデングローブ賞を受賞した『愛すべき夫妻の秘密』のニコール・キッドマンと言われている。彼女とは全くタイプの違うコメディー女優、ルシル・ボールになりきった演技が賞賛されていて、二度目の主演女優賞受賞がささやかれている。

『愛すべき夫妻の秘密』のニコール・キッドマン
そこに急浮上してきたのが、やはり有名なTV伝道師を演じた『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステイン。メイクの力もあって別人になりきったジェシカの熱演はすさまじく、全米俳優協会賞で主演賞を受賞。ここへ来てニコールを抜いてトップランナーになりつつある。

『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステイン ディズニープラスで見放題独占配信中
もう一人注目されているのは『スペンサー ダイアナの決意』でダイアナ元英国妃を演じたクリステン・スチュワート。賞レースが始まったころはこの部門をリードする存在だったが、俳優協会賞に落選してオスカー候補も危ぶまれた。しかし見事候補入りし、逆転受賞を狙っている。

『スペンサー ダイアナの決意』のクリステン・スチュワート
すでに主演賞を受賞しているオリヴィア・コールマンはこのところオスカーの常連に。今回は『ロスト・ドーター』で休暇中の教授の複雑な性格を名演。助演賞を受賞しているペネロペ・クルスも、盟友ペドロ・アルモドヴァル監督の『パラレル・マザーズ』(原題)で同じ日に出産を迎えた母親同士が絆を深める物語で一方の母親を演じ、今度は主演賞を受賞できるか?

『ロスト・ドーター』のオリヴィア・コールマン

『パラレル・マザーズ』(原題)のペネロペ・クルス