アカデミー賞授賞式を約1か月後に控え、賞レースの行方も気になるところ。オスカー常連や映画祭で話題をさらったベテラン、一癖ある鬼才……いま観ておきたい注目の監督を紹介します。

01:ルカ・グァダニーノ

1971年、イタリア生まれ。ティモシー・シャラメの美しさを世に広めた「君の名前で僕を呼んで」で世界中から圧倒的な評価を受け、一気に知名度が上昇。次回作に期待が寄せられる中で発表された「サスペリア」は伝説の傑作を再構築し、“史上最も美しいホラー”との呼び声も高い。デビュー作に主演した女優ティルダ・スウィントンとはサスペリアを含む4作品で組んでいる。先日、初来日も果たした今もっともホットな監督。

主なフィルモグラフィー
1999 「The Protagonists」(原題) 兼原案・脚本
2005 「メリッサ・P/ 青い蕾」兼脚本
2009 「ミラノ、愛に生きる」兼原案・脚本
2015 「胸騒ぎのシチリア」
2017 「君の名前で僕を呼んで」兼製作
2018 「サスペリア」兼製作

画像: Photo by Tsukasa Kubota

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ルカ・グァダニーノ監督来日インタビュー

最新作「サスペリア」のプロモーションで2018年12月に来日したグァダニーノ監督が、製作の裏話を明かしてくれた。オリジナル版にもリメイク版にも出演しているジェシカ・ハーパーについて尋ねると「彼女が以前ミュンヘンで撮影をしているときに、知り合いに夕食に招待されて行ってみたらライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督がいたそうなんです。実は僕がサスペリアを撮るにあたって一番意識していたのはファスビンダー監督の作品だったので、彼女自らその話をしてくれたことに大変驚きました」。更にこれまで影響を受けた人物として「大島渚監督の大ファンで、『御法度』という遺作は私がこれまでに観た作品の中で最も素晴らしい映画だと言えます。彼のビジョンに対する倫理的な強さは良いお手本になっています」と大島監督への想いを語ってくれた。(奥村百恵)

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「サスペリア」
2019年1月25日公開

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02:デイミアン・チャゼル

1985年アメリカ生まれ。ハーバード大学在学中に手掛けたジャズミュージカルで長編監督デビュー。数本の映画脚本を手掛けたのち、自身の経験を基にした「セッション」(2014)、ミュージカル「ラ・ラ・ランド」(2016)でアカデミー賞を受賞。間もなく日本公開される「ファースト・マン」では舞台を宇宙へ移し、新境地を開拓した。監督を務めたNetflixのミュージカルドラマ『The Eddy』が年内に配信予定。

画像: 02:デイミアン・チャゼル

フィルモグラフィー
2009 「Guy and Madeline on a Park Bench」(原題)兼脚本・製作
2014 「セッション」兼脚本
2016 「ラ・ラ・ランド」兼脚本
2018 「ファースト・マン」兼製作

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「ファースト・マン」
2019年2月8日公開

©Universal Pictures

03:ヨルゴス・ランティモス

1973年ギリシア生まれ。2005年の長編映画デビュー作『Kinetta(原題)』がトロントとベルリンの国際映画祭でいきなり絶賛。シュールで不条理な世界観が特徴で、「籠の中の乙女」や初の英語作「ロブスター」など新作を発表するたびに話題となる鬼才。最新作「女王陛下のお気に入り」はベネチア国際映画賞で2冠に輝くなど本年度賞レースの大本命。

Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images

フィルモグラフィー
2001 「My Best Friend」(原題)共同監督
2005 「Kinetta」兼脚本
2009 「籠の中の乙女」兼脚本
2011 「Alpeis」(原題)兼脚本・製作
2015 「ロブスター」兼脚本・製作
2017 「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」兼脚本・製作
2018 「女王陛下のお気に入り」兼製作

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「女王陛下のお気に入り」
2019年2月15日公開

© 2018 Twentieth Century Fox

04:バリー・ジェンキンス

1979年アメリカ生まれ。2008年に長編デビュー。8年ぶりに発表した長編二作目「ムーンライト」が絶賛され、作品賞を含むアカデミー賞3冠を達成。『ニューヨーク・タイムズ』紙の“世界の映画界で見るべき10人”の1人にも選出された。作家J・ボールドウィンの小説を基にした新作『ビール・ストリートの恋人たち』が早くもオスカー有力視されている。

画像: 04:バリー・ジェンキンス

フィルモグラフィー
2008 「Medicine for Melancholy」(原題)兼脚本
2016 「ムーンライト」兼脚本
2018 「ビール・ストリートの恋人たち」兼脚本・製作

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画像: 最新作はコレ!

「ビール・ストリートの恋人たち」
2019年2月22日公開

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05:ピーター・ファレリー

1956年アメリカ生まれ。キャメロン・ディアスの出世作「メリーに首ったけ」をはじめ、弟のボビーと共に数々のコメディーを世に送り出してきたファレリー兄弟の兄。単独クレジットで発表した「グリーンブック」は、脚本と製作も手掛けた実話ベースの感動作。トロント国際映画祭で観客賞、ゴールデングローブ賞では3部門を受賞し、オスカーレースに名乗りを上げた。

主なフィルモグラフィー
1994 「ジム・キャリーはMr.ダマー」兼脚本
1996 「キングピン/ストライクへの道」※ 
1998 「メリーに首ったけ」※兼脚本・製作総指揮
2000 「ふたりの男とひとりの女」※兼脚本・製作
2001 「愛しのローズマリー」※兼脚本・製作
2005 「2番目のキス」※ 
2014 「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」※兼脚本・製作
2018 「グリーンブック」兼脚本・製作 
※=ファレリー兄弟名義

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「グリーンブック」
2019年3月1日公開

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