2018年に公開された多数の外国映画から、映画のプロフェッショナル達が『最も優れた映画』を選出する特別企画が今年もやってまいりました。以下に記載した採点ルールのもと、映画評論家がそれぞれのトップテンを選定し、得点化した上で総合トップ30をつくってみました。さあ、その気になる結果は……?! 評論家のコメントにも要注目です。

第20〜11位はこれだっ!

第20位:「女は二度決断する」

画像1: 第20〜11位はこれだっ!

監督/ファティ・アキン
出演/ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ヨハネス・クリシュ、ウルリッヒ・トゥクール
(ビターズ・エンド配給)

爆弾テロで夫と息子を失った女性。だが警察は死亡した夫の前歴から犯罪組織の関与を疑う。

きさらぎ尚
[ 映画評論家 ]

「女は二度決断する」の復讐には必ずしも共感できないが、美貌に演技力が加わったダイアン・クルーガーは圧倒的な存在感を発揮した。

垣井道弘
[ 映画評論家 ]

あまりにも衝撃的な結末に呆然とした。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第18位:「ワンダー 君は太陽」

画像2: 第20〜11位はこれだっ!

監督/スティーヴン・チョボスキー
キャスト/ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン
(キノフィルムズ配給)

主人公である10歳の少年オーガスト・プルマン、愛称オギー。遺伝子の疾患で人とは異なる顔で生まれてきた少年だ。十歳にして彼は初めて学校に通うことになるが、そこで待っていたのはいじめや差別。しかし、彼の明るい性格は次第に周囲の人々を変えていく……

井上健一
[ 映画ライター ]

色々な意味で、弱い者を見つめる眼差しの優しさが印象に残った1年でした。ベストテンに上げたのは、自分に色々なことを気付かせてくれた映画たち。「ワンダー 君は太陽」は、スティーヴン・チボスキー監督にインタビューしたことも、個人的にいい思い出です。ドウェイン・ジョンソンは、その安定した活躍ぶりに目を見張るとともに、今までにない家族感漂うアクションスターとして、今後がますます楽しみに。

斉藤博昭
[ 映画ライター ]

神レベルの演出と演技で、涙の量はここ数年間で最大だったと思う。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第18位:「運命は踊る」

画像: 『運命は踊る』予告編 www.youtube.com

『運命は踊る』予告編

www.youtube.com

監督/サミュエル・マオズ
キャスト/リオル・アシュケナージ、サラ・アドラー、ヨナタン・シライ
(ビターズ・エンド配給)

第17位:「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

画像3: 第20〜11位はこれだっ!

監督/ジョー・ライト
キャスト/ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ
(ビターズ・エンド=パルコ配給)

第二次世界大戦下の“伝説のリーダー”といわれる英国首相ウィンストン・チャーチル。“政界の嫌われ者”だった彼は、最大の国難に直面したそのとき、いかにして人びとに勇気と希望を与えたのか?

▶︎ 作品紹介はコチラから

第16位:「15時17分、パリ行き」

画像4: 第20〜11位はこれだっ!

監督/クリント・イーストウッド
(ワーナー・ブラザース映画配給)

実在する等身大の英雄=リアルヒーローに焦点を当てた映画を撮り続けているイーストウッドが本作で描くのは《タリス銃乱射事件》の実話。

稲垣都々世
[ 映画評論家 ]

イーストウッドの作為のない作り方の極致。あの年にしてまだ進化しているなんてすごい人だ。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第15位:「判決、ふたつの希望」

画像5: 第20〜11位はこれだっ!

監督/ジアド・ドゥエイリ
キャスト/カメル・エル=バシャ、アデル・カラム
(ロングライド配給)

キリスト教徒のトニーとパレスチナ難民のヤーセルとの間に起きた些細な口論が、ある侮辱的な言動をきっかけに法廷へと持ち込まれる。両者の弁護士が論戦を繰り広げるなか、この衝突をメディアが大々的に報じたことから事態は国全土を震撼させる騒乱へと発展していく。人間の尊厳をかけ二転三転する裁判の行方は…?

渡辺祥子
[ 映画評論家 ]

中東の国々が抱える問題が判り易く語られて興味深い。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第13位:「ブラックパンサー」

画像6: 第20〜11位はこれだっ!

監督/ライアン・クーグラー
キャスト/チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン
(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)

表の顔は、超文明国ワカンダの若き国王。もう1つの顔は、鋭い爪と漆黒の戦闘スーツに身をつつんだスーパーヒーロー。

平沢薫

[ 映画評論家 ]

視覚表現と物語、両方の熱量と刺激の強さは本年中最高値。デル・トロ監督は絶好調でハズレなし。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第13位:「犬ヶ島」

画像7: 第20〜11位はこれだっ!

監督/ウェス・アンダーソン
(20世紀フォックス映画配給)

島に捨てられた愛犬を探すため少年がやって来た。5匹の犬が協力して愛犬探しの旅が始まるが、その裏には大人たちの陰謀が隠されていた。

はせがわいずみ
[ 映画ジャーナリスト ]

神主としての活動が多くなった今年。ハリウッドのプロダクションに神道コンサルタントとして雇われる中、『犬ヶ島』に登場する神主の拝礼が間違っているだけでなく、お寺らしき場所にいるのを観て現状にガックリしつつ、業界の意識改革に使命感を燃やす今日この頃。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第11位:「リメンバー・ミー」

画像8: 第20〜11位はこれだっ!

監督/リー・アンクリッチ
(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)

陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に、時を超えた家族の強い絆を描くファンタジー・アドベンチャー。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第11位:「アリー/スター誕生」

画像9: 第20〜11位はこれだっ!

監督/ブラッドリー・クーパー
キャスト/ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ
(ワーナー・ブラザース映画)

俳優でもあるブラッドリー・クーパー監督が、レディー・ガガ主演で歌手を夢見るアリーの栄光と挫折をドラマティックに描く。名作「スタア誕生」(1937)の三度目のリメーク。

渡辺祥子
[ 映画評論家 ]

音楽もドラマにも大満足。ガガ様があんなふうに可愛いなんて主演兼監督クーパーの腕も歌も抜群。

▶︎ 作品紹介はコチラから

This article is a sponsored article by
''.