2018年に公開された多数の外国映画から、映画のプロフェッショナル達が『最も優れた映画』を選出する特別企画が今年もやってまいりました。以下に記載した採点ルールのもと、映画評論家がそれぞれのトップテンを選定し、得点化した上で総合トップ30をつくってみました。さあ、その気になる結果は……?! 評論家のコメントにも要注目です。

採点ルール
採点は参加して頂いた映画プロフェッショナルが選んだベスト10をもとにして、第1位を10点、第2位を9点、以下1点ずつ減点し、第10位を1点として算出しました。
なおリバイバル映画、および短編は対象外です。

まずは第30〜21位!

第28位:「ラブレス」

画像: 本年度アカデミー賞最有力『ラブレス』ショート予告編【4/7(土)公開】 www.youtube.com

本年度アカデミー賞最有力『ラブレス』ショート予告編【4/7(土)公開】

www.youtube.com

監督/アンドレイ・ズビャギンツェフ
キャスト/マリアナ・スピヴァク、アレクセイ・ロズィン
(クロックワークス/アルバトロス・フィルム/STAR CHANNEL MOVIES配給)

第28位:「search /サーチ」

画像1: まずは第30〜21位!

監督/アニーシュ・チャガンティー
出演/ジョン・チョー、デブラ・メッシング、ジョセフ・リー
(ソニー・ピクチャーズ配給)

全編がPC画面上で展開するという斬新な映像手法を用い、新人監督の初長編作品ながら2018年度サンダンス映画祭で観客賞を受賞した新感覚サスペンス。謎の失踪を遂げた娘の行方を探すため、その父親が彼女のPCからSNSにアクセスし、娘の知られざる一面と事件の真相に迫っていく。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第28位:「心と体と」

画像2: まずは第30〜21位!

監督/イルディコー・エニェディ
出演/アレクサンドラ・ボルベーイ、ゲーザ・モルチャーニ
(サンリス配給)

食肉処理場で働く若い女性と中年上司の孤独な心を“ある夢”が結びつける幻想と現実が入り混じった愛の物語。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第26位:「2重螺旋の恋人」

画像3: まずは第30〜21位!

監督/フランソワ・オゾン
出演/マリーヌ・ヴァクト、ジェレミー・レニエ、ジャクリーン・ビセット、ミリアム・ボワイエ
(キノフィルムズ配給)

容姿が同じ双子の男たち。彼らは職業も同じ精神分析医だが、その中身は正反対。患者の女性がこの二人に翻弄されつつも惹きつけられていく……

塩田時敏
[ 映画評論家/ゆうばり国際ファンタスティック映画祭プログラマー ]

オゾン監督の「2重螺旋の恋人」ヒロインの性器が瞳にメタモルフォーズするアーティスティックなショットに、未だモザイク施す低水準な我が国の文化への抗議と注意喚起を含めてである。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第26位:「ゲッベルスと私」

画像: 6/16公開『ゲッベルスと私』予告編 www.youtube.com

6/16公開『ゲッベルスと私』予告編

www.youtube.com

監督/クリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー、オーラフ S. ミュラー、ローラント・シュロットホーファー
キャスト/ブルンヒルデ・ポムゼル
(サニーフィルム配給)

第25位:「レディ・バード」

画像4: まずは第30〜21位!

監督/グレタ・ガーウィグ
出演/シアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ、トレイシー・レッツ
(東宝東和配給)

▶︎ 作品紹介はコチラから

第24位:「アンダー・ザ・シルバーレイク」

画像5: まずは第30〜21位!

監督/デーヴィッド・ロバート・ミッチェル
出演/アンドルー・ガーフィールド、ライリー・キーオ、トファー・グレース
(ギャガ配給)

デートの約束をした隣に住む美女が急に姿を消した。男は彼女を探し始めるが、それはロサンジェルスの裏側につながる悪夢のような道行きとなっていく。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第23位:「へレディタリー/継承」

画像6: まずは第30〜21位!

出演/トニ・コレット、アレックス・ウルフ、ガブリエル・バーン
監督/アリ・アスター
(ファントム・フィルム配給)

祖母の亡くなった家庭で、残された家族を襲う死よりも残酷な運命を描き、大注目の映画スタジオ“A24”の史上最高の全米オープニング興行収入を記録したホラー。

▶︎ 作品紹介はコチラから

第20位:「ラッキー」

画像: 映画『ラッキー』予告編 www.youtube.com

映画『ラッキー』予告編

www.youtube.com

監督/ジョン・キャロル・リンチ
キャスト/ハリー・ディーン・スタントン、デヴィッド・リンチ
(アップリンク配給)

秋本鉄次
[ 映画評論家 ]

最後の名演となったスタントンは最高の哀愁ヒーローであった。

藤田篠
[ 映画評論家 ]

特別なことは何もない90歳の日々が「ラッキー」。ラッキーは日本でなら偏屈でつきあいにくいやつと片付けられてしまうだろう。でもこの小さな町では、「一人暮らしと孤独は違う」ことがよくわかる。いつかは誰でもウンガッツ、だから今を…。ラッキーが微笑みながらみんなと陽気にメキシコのラブソングを歌うのを見て、言葉にならない幸福感で胸がいっぱいになった。さよなら、ハリー・ディーン・スタントン。

第20位:「華氏119」

画像7: まずは第30〜21位!

監督/マイケル・ムーア
(ギャガ配給)
2018年11月2日公開

衝撃的なドキュメンタリーを世に放ち続けるマイケル・ムーア監督の最新作。トランプ大統領をターゲットにアメリカ社会に鋭く切り込む。

▶︎ 作品紹介はコチラから

This article is a sponsored article by
''.